Jupyter notebook (IPython notebook)をリモートサーバ,ワークステーションで動かした
アブスト
Pythonでシミュレーションを組んで回すとき,メモリの関係でワークステーションで回す必要があった.普段使ってるJupyter notebookをワークステーション上で走らせ,自分の端末のブラウザから使えたら便利だなと思った.調べてやったらできた.
気をつけること
Jupyter notebookは,IPython以外も使えるように拡張されたものであり,設定ファイルはIPython notebookのものとは異なります.
おまけにqtconsoleも接続する
qtconsoleはIPythonのコンソールですが,すでに起動しているカーネルに接続することができます.これが何を意味するかというと,notebookでは決まった形で結果を表示しておいて,途中の変数や配列の一部を見たい時にqtconsoleでチョロっと眺めることができます.Jupyter notebookには選択部分を実行ってのがないので,「すぐ下にセル追加→ちょこっと実行→セル削除」ってやってた部分がなくなり捗ります.
bashで書く
#!/bin/bash scp ユーザー名@ワークステーション名:/Users/ユーザー名/Library/Jupyter/runtime/kernel* /tmp/qtconsole.json jupyter qtconsole --existing /tmp/qtconsole.json --ssh ユーザー名@ワークステーション名
実行するときは,上のコマンドをテキストエディタで書いてqtconsole.shとして保存し,ターミナルで
bash qtconsole.sh
とするなど.ファイル名は自由
使用感
どの端末からもJupyter notebookを開ける(iPhoneからも開けることは開ける)ので便利です.端末側はブラウザさえあればいいので環境も汚れません.